日々の雑想ブログ -生死観・信心など-

これまでの振り返りや、日々の所感をつづりたいと思います。

部会の話

アルタでは、はじめ色々な哲学者や文学者・歴史上の人物などの言葉を出して、人生について考えるような部会が開かれました。
当時の部長が主に話をしてくれたのですが、金沢大学出身の親鸞会講師の人でした。そのようなことを知らない私は、「大学というのはすごい人がいるものだな」と感心していました。
知識が満たされることの喜びもありました。
ほどなくして、人生の目的は後生の一大事を解決して、いつ死んでも大安心、大満足という絶対の幸福になることだ。という話に進んでいきました。
後生とは死んだ後のこと。私が生まれたということは、譬えるなら飛行機が飛び立ったということ。しかし、飛行機は必ず燃料が切れて墜落してしまう。私たちはそういう一大事を抱えた飛行機に乗っているから、何をしても安心、満足がない。どこへ飛んでいけばよいのかも分からない…。しかし、そんな一大事をほとんどの人は忘れている。あるいは目を背けている…。
この譬え話はとても共感しました。間違いなく、これまで何か底知れない不安や空しい気持ちを常に感じてきたからです。
いつ燃料が切れても(=死んでも)降り立つ飛行場がみつかれば、大安心、大満足で空の旅を楽しむことができる。それが人生の目的なのだ。そしてその解決が教えられているのが、仏教であり、浄土真宗親鸞聖人のみ教えなのだ…と。
話は私にとって、とても納得できるもので、宗教ということの抵抗感も消えていました。