高森会長の聴聞は日ごろの疲れもあり、なかなか集中できませんでした。次第とどうしたら活動の成果をあげることができるか、上司の心証をよくできるか、とそんなことばかり考えるようになっていました。仏法に対する情熱も次第に薄れつつありました。そんな…

そして親鸞会では、信心決定するために大切なことは、一番は聴聞で、次にお勤め。そして善をしなければ信仰はすすまないと言われ、強く善行を勧められました。「勧められた」ではありますが、実際は目標を設定し、賞罰があるというものです。「なぜ目標が必…

しかし「なかなか信心決定できない」など口にしますと、「問題の重さが全然わかっていない」と逆に厳しく注意を受ける雰囲気がありました。「後生の問題は、今生（この世）の問題でないのですよ。多生（生まれ変わり繰り返しながら）の問題なのですよ」「豊…

講師となり、人にえらそうに教えを説くようになったのですが、肝心の私の後生に関する問題は解決されないままでした。浄土真宗では、この問題は、自分が修行などすることで、とても解決は不可能と教えられます。欲や怒りなど煩悩一杯の私には、修行などとて…

もともと大した目標もなく大学に入っており、親鸞会に夢中となり、聴聞の費用を稼ぐためのアルバイトも忙しく、学業はおそろかというか途中放棄してしまいました。ただ、これはもともと予備校をさぼるような怠惰な私の性分が原因と思っています。実際ちゃん…