日々の雑想ブログ -生死観・信心など-

これまでの振り返りや、日々の所感をつづりたいと思います。

後生の問題の解決について②

しかし「なかなか信心決定できない」など口にしますと、「問題の重さが全然わかっていない」と逆に厳しく注意を受ける雰囲気がありました。
「後生の問題は、今生(この世)の問題でないのですよ。多生(生まれ変わり繰り返しながら)の問題なのですよ」
豊臣秀吉が成した以上の大事業なのだから、10年、20年で解決できると考える方が、仏法を軽くみているのです」
「マッチ1本で灰になる家を建てるだけでも生涯かけて成すものでしょう」
「インドの達磨大師は壁の前に9年間座禅をされ、手足がもげても悟りの途中までしか到達できなかったのです」
「信心決定した方は、『国に一人、郡に一人』と言われるのです。あの人も、この人もと簡単になれるものではないのです」
などなどです。
そのように言われると、「ああ、確かにそうだな。自分は全然真剣でないし、努力が全然たりないな。こんなことを言っては申し訳ないな…」と反省させられたものでした。