日々の雑想ブログ -生死観・信心など-

これまでの振り返りや、日々の所感をつづりたいと思います。

2023-01-01から1年間の記事一覧

犬の散歩中に感じたこと

先日の人間ドックで引っ掛かり、今月はじめに大腸検査を受けることになりました。以前、消化器内科で勤務していた時、患者さんに説明していたことと同じ説明を受け、検査を受ける立場になるのは少し不思議な感覚でした。本当に「われや先、ひとや先」…ですね…

人間ドック

本日は勤め先の病院で年に一回の人間ドックを受診しました。午前中に一通り検査を終え、午後の面談で医師から説明を受けましたが、今回便潜血が陽性とのことでした。便に血が混じるのは単に痔などの出血もありますが、大腸がんの可能性もあるので、近々大腸…

二河白道の譬えについて

この度、ご縁があり、光雲先生、龍雲先生のサンガ(集まり)に参加させて頂きました。 琵琶湖の湖畔で、とても素敵なロケーションでした。犬を連れて来て良いということで、愛犬も連れて行きました。 3日間のうちの、私は2日目だけの部分参加で、短い時間…

ご示談②

今回のご示談で、教えて頂いた一つは、「心境が変わった」とは、「聞く耳を頂いた」ということだから、これから聞いていくことが大切、ということです。今までは信心を頂いたら、それで終わりでいいというイメージでした。心境が変わった=信心を頂くとは必…

ご示談①

先日、ご縁があり、初めて久保龍光雲、龍雲両先生にお会いすることができました。私が現在、お念仏をとなえさせて頂いているのは、龍雲先生の「死ぬのがこわい人へ」というブログと出会ったことがきっかけでした。かねてより一度お礼を伝えたいと思っていま…

阿弥陀仏のご誘導

時間が経つのは早いですね。あっという間に6月も後半になってしまいました。 飼っている犬の散歩をしていて、感じたことを書かせて頂きます。 うちの犬はきれいな景色とかあまり興味ないようです。3月の終わりには桜をみながら散歩をしようと思い、犬を連…

「妙好人のことば」という本を読み始めました

「妙好人のことば」(梯實圓師)という本を紹介頂いたので、Amazonで注文したら、本日届いていました。まだ一部ですが、とても読みやすい本でした。そして内容が本当に胸に刺さるといいますか、共感と言いますか、感じるところが多くありました。大和の清九…

これまでを振り返って

数日して、龍雲先生にもメッセージで現在の心境について、お伝えしました。龍雲先生からは、他力信心は「仏願の生起本末を疑い無く聞ける」ということ、肩の力が抜けたところでどんどん聞いていけばよいこと、他の聞法仲間に伝えることを教えて頂きました。…

現在の心境

これが現在の心境です。正直言いますと、これが信心を頂いたことなのかどうかは私には分かりません。「上記思えたから信心をえた」と自分の思いや理解を信心の物差しには使えないのですから。龍雲先生に伝えて、「それは信心じゃないですよ」と否定されるの…

気付き

それからしばらくのち、ふと気づきました。これまで自分は「信心が分からない、分からない」と考えていましたが、自分の心に信心を求めていたのです。「分からない心」が「分かった!」となりたいとずっと思っていたのですね…。しかし自分の心をどれだけ掘り…

すれ違いの図

2月のある日、メッセンジャ-で(すれ違いの図・まだ救われていない、もう救われている)について感想を求められました。イラストについては、了承を頂き、添付させて頂きます。一つ目は阿弥陀仏は「南無阿弥陀仏をとなえるものを極楽往生させ成仏させる」と…

自分の頭の声を聴聞している

そんな中でも龍雲先生は時々メッセンジャーで声をかけて下さりました。それで何とかご縁はつながっていたように思います。前章で述べたような思いについても、その中でお伝えし、やりとりをさせて頂きました。「ものを言え」と言われるが、自分の心をみると…

信心獲得したいという焦り

「念仏をとなえる」ということは口で「南無阿弥陀仏」と言えばよいのですから、私でもできます。しかし「信心をえる」となると、どうしたらよいか分かりません。 これまでは聴聞などを積み重ねていけば、いつか信心獲得できると聞いていましたので、「そのう…

信心について

そこまでは分かりましたが、次に分からなくなったのが「信心」についてでした。「阿弥陀仏は念仏をとなえるものを救う」だけならとてもシンプルです。しかし同時に「信心をえて」とも教えられます。これは蓮如上人のお言葉ですが、「ただ口に南無阿弥陀仏と…

本当の親鸞聖人の教え

メールで色々質問などさせて頂き、まず驚いたのは「阿弥陀仏の本願は念仏(南無阿弥陀仏)をとなえるものを救う」ということでした。 これまでは、「念仏をとなえて極楽に往けると教えているお寺は間違い」「信心で救われるというのが本当の親鸞聖人の教え」…

龍雲先生とのご縁

色々遍歴がありましたが、結局「自分が死んだらどうなるか」「死の不安をどうしたら癒すことができるのか」については分からないままでした。時々、懐かしい気持ちから親鸞会のサイトをみたり、知っている講師の動画をみたりもしました。また批判のサイトを…

緩和ケア病棟で感じたこと

緩和ケア病棟を希望したのは、「死にゆかれる方のケアをしたい」というよりも、「人はどうやって死と向き合っていくのだろう」ということを、亡くなっていかれる方の姿から教えて頂きたかったというのが大きな理由です。自分のためであり、少し看護師の動機…

看護師になる

人生の目的を見失った気持ちになりましたが、とりあえず生きていかなければなりませんので、何か資格があった方が良いかと愛知県の看護学校に2009年に入学しました。37歳でした。おじさんが10~20代の若い子たちと一緒に学生できるのか、とても心配でした。…

退会のきっかけ

そんな中、親鸞会に疑問を感じるようになったきっかけはささいなことでした。 それは、退部後しばらくして、講師の保証金の未納分を納めるよう連絡がきたことです。たしか数万円でしたが、講師の時、経済的に苦しく、保証金を納め切ることができていなかった…

講師を退部

高森会長の聴聞は日ごろの疲れもあり、なかなか集中できませんでした。次第とどうしたら活動の成果をあげることができるか、上司の心証をよくできるか、とそんなことばかり考えるようになっていました。仏法に対する情熱も次第に薄れつつありました。そんな…

信心獲得するための活動

そして親鸞会では、信心決定するために大切なことは、一番は聴聞で、次にお勤め。そして善をしなければ信仰はすすまないと言われ、強く善行を勧められました。「勧められた」ではありますが、実際は目標を設定し、賞罰があるというものです。「なぜ目標が必…

後生の問題の解決について②

しかし「なかなか信心決定できない」など口にしますと、「問題の重さが全然わかっていない」と逆に厳しく注意を受ける雰囲気がありました。「後生の問題は、今生(この世)の問題でないのですよ。多生(生まれ変わり繰り返しながら)の問題なのですよ」「豊…

後生の問題の解決について①

講師となり、人にえらそうに教えを説くようになったのですが、肝心の私の後生に関する問題は解決されないままでした。浄土真宗では、この問題は、自分が修行などすることで、とても解決は不可能と教えられます。欲や怒りなど煩悩一杯の私には、修行などとて…

大学を除名、講師となる

もともと大した目標もなく大学に入っており、親鸞会に夢中となり、聴聞の費用を稼ぐためのアルバイトも忙しく、学業はおそろかというか途中放棄してしまいました。ただ、これはもともと予備校をさぼるような怠惰な私の性分が原因と思っています。実際ちゃん…

親鸞会とのであい

聞きはじめは半信半疑でしたが、次第に「これはすごい教えに出会ったな」と思うようになっていきました。そして、唯一本当の親鸞聖人のみ教えを説かれているという、富山県にある親鸞会の高森会長の話を聞くようになりました。これまでは、仏教、特に浄土真…

部会の話

アルタでは、はじめ色々な哲学者や文学者・歴史上の人物などの言葉を出して、人生について考えるような部会が開かれました。当時の部長が主に話をしてくれたのですが、金沢大学出身の親鸞会講師の人でした。そのようなことを知らない私は、「大学というのは…

サークルの勧誘

新生活に期待を膨らませていましたが、そこでアルタというサークルの勧誘にあいました。あとから分かりましたが、これは親鸞会という浄土真宗系の宗教団体が実質母体となっているサークルでした。最初「サークルの説明会をしている」と誘われたので、色々な…

中学から大学合格まで

中学生から高校生の頃は、思想などの力で死を乗り越えて生きていくことができるのかとも考え、文学をかじったりもしました。武者小路実篤の「一休」という本も読みやすく、印象に残っています。友人から誘われて、天理教のおぢばがえりにも行ったりしました…

生い立ちについて

まずは私の先生のおすすめもあり、私の生い立ちから現在に至るまでの心境の変化について、振り返りながら述べさせて頂きたいと思います。長くなりますので、いくつか区切っていきます。 私は岐阜県出身で、生まれて50年ほどになります。両親と弟、妹の5人家…

はじめに

はじめまして。ブログをのぞいて下さり、ありがとうございます。私は現在、看護師を生業としていますが、以前は親鸞会と言う浄土真宗の宗教団体の講師もしていました。もういい歳をしたおじさんですが、少し振り返ってみて感ずること、またこの先どのような…