日々の雑想ブログ -生死観・信心など-

これまでの振り返りや、日々の所感をつづりたいと思います。

生い立ちについて

まずは私の先生のおすすめもあり、私の生い立ちから現在に至るまでの心境の変化について、振り返りながら述べさせて頂きたいと思います。
長くなりますので、いくつか区切っていきます。

私は岐阜県出身で、生まれて50年ほどになります。両親と弟、妹の5人家族で、環境としては恵まれていたと思います。幼い頃の記憶はあまり覚えていないのですが、昔から内向的で、友達は少なかったですし、幼稚園に行っても淋しくて早く家に帰りたかった記憶があります。家族と一緒にいる時の方が楽しかったのだと思います。

私が「死」ということを意識したのは、これも記憶が定かではないのですが、幼少の頃、近くの公民館で「はだしのゲン」という映画で、原爆で亡くなった子が火葬される場面を観たのが最初のような気がします。とにかくその日の夜は恐ろしかったことを覚えています。
それから死ということを意識するようになりました。仲のよい両親や弟、妹、おじいちゃん、おばあちゃんも皆、死んでいくと考えると、とても悲しい気持ちになったものでした。そして、小学生になった頃と思いますが、この自分にも死ぬ時が必ず来ると考えるようになり、それについては言いようのない不安と恐怖を感じました。夜、部屋を暗くして寝ることが怖くて電気を付けたまま寝た時もありました。
図鑑の骸骨の写真がとても怖かったことも覚えています。「10年後も生きていれますように」と寝る前に祈っていた記憶もあります。
あまりに恐ろしいため、「死」ということは考えないようにもしました。