日々の雑想ブログ -生死観・信心など-

これまでの振り返りや、日々の所感をつづりたいと思います。

看護師になる

人生の目的を見失った気持ちになりましたが、とりあえず生きていかなければなりませんので、何か資格があった方が良いかと愛知県の看護学校に2009年に入学しました。37歳でした。おじさんが10~20代の若い子たちと一緒に学生できるのか、とても心配でした。しかし思いのほか皆隔てなく接してくれたので、とてもありがたく感じました。病院での実習は記録なども大変でしたが、勉強になりました。思い返すと楽しい3年間でした。

何とか看護師の資格を取ることもでき、現在働いている総合病院に入職しました。
仕事に忙殺される毎日でしたが、時々「こうやって時間が過ぎていき、いつか死んでいくのだろうなあ」と思いをめぐらせていました。
しかし親鸞会の教えは今更聞く気になれず、惰性のような生活を送っていました。

ちなみに配属先は、最初消化器内科でしたが、その後希望で緩和ケア病棟に異動しました。
緩和ケア病棟とは、がん患者で抗がん剤や手術など積極治療が見込めない方など対象に、疾患に伴う苦痛をできるだけ取り除く、症状緩和の病棟です。

診療報酬上の制約があり、原則2ヶ月ほどしか入院ができません。逆に言えば余命1ヶ月前後の方が入院されるケースが多く、ほとんどの方は入院されたらそこで最後を迎えられます。